うごく社長が訊く『ポケットモンスターX・Y』にてポケパレル情報など

ニンテンドーの公式サイトにて「社長が訊く」シリーズが更新され、そこで任天堂岩田社長とゲームフリーク増田さん、株式会社ポケモンの石原さんとの対話の内容が公開されました。
ポケモンXY制作秘話やこれまでにはなかった情報も少しですが判明しました。

1.ポケットモンスターXYのXはX軸、YはY軸を指している

増田
はい。
世の中にはいろんな考えや思想を持つ人たちがいて、
それぞれ別次元にいるようにも感じるんですけど、
それをX軸で考える人、Y軸で考える人、
というふうに置き換えてみると、
縦軸と横軸ですから、
どこかで交わるところがきっとあるはずなんです。

岩田
たとえ相反する思想であっても
どこかで一致する部分がきっとあるはずだと。

増田
そうです。考えかたは違っても
同じ地球に住む人間ですし、
みんな同じように、食べて、寝てを
毎日繰り返して暮らしているわけですよね。

岩田
だから、言葉が違っても、文化が違っても、
価値観が違っても、住む環境が違っても、
交わるところはきっとあるよ、ということが
今作のテーマになっているんですね。

このように、異なる価値観同士の交わりということを意識してXYという名前が付けられたようです。

2.フェアリータイプの追加によってゲームバランスの調整に苦心した

岩田
新しくフェアリータイプが加わることで、
調整が大変だったんでしょう?

増田
(しみじみと)大変でした・・・。
でも、新しいタイプのポケモンが加わることで
全体的なバランスをいちから見直すことになりましたし、
その結果、ポケモンが育てやすくなったりと
とてもいい機会になったと思います。

岩田
石原さんはいかがですか?
新しいタイプが登場するということは、
ゲームのバランス調整だけでなく、
これまでずっとポケモンカードゲーム(※6)の
プロデュースを担当されてきた石原さんにも
大きな影響があったと思いますが。

石原
そうですね。
みんなで半年くらい悩みましたから(笑)。

岩田
必勝法がかんたんに見つかると
遊んでいてもつまんなくなりますから、
単純に必勝法が見つからないように、
全体を再構築しないといけないわけですよね。

石原
そうなんです。
でも、ポケモンカードゲームでも
ドラゴンタイプはとても強かったですし、
それに対抗できる勢力が登場することに関しては、
自分としても大歓迎でした。
ですから、そういう意味では、
「久しぶりに新仕様の設計ができるぞ」と、
みんなで盛り上がりましたね。

ゲームバランスの調整には苦心されたようです。やはりタイプが一つ追加されるだけで環境は激変しますから…。
これまでドラゴンタイプには強いポケモンが多くいましたが、それに歯止めをかける形でフェアリータイプが入ってきたというところもあるのでしょうか。
しばらく新タイプが追加されていなかったのでこうしたタイプの追加はマンネリ化を防ぐ良いクスリなのかもしれませんね。
…ポケモンXYのダメージ計算ツールを作る際にタイプの追加はちょっとやっかいかもしれません。笑

3.群れバトルは「生活感」を意識
群れバトルはポケモンが普段どのようにして生活しているか、というところを意識して作られたバトルシステムだそうです。
確かに、自然界に目を向けると動物は単独で生活しているのではなく、他と関わりあいながら日々生活を送っていますが、これまでのポケモンシリーズではそのような点があまり考慮されていませんでした。
その意味で、このような群れバトルという仕組みはより現実の自然界に近い世界をゲーム内で映し出すことができるのかもしれませんね。

4.ポケパルレはポケモン毎に反応が異なる

増田
はい。
それで先ほどお見せしたように
「ポケパルレ」で遊ぶと
ポケモンとすごく仲良くなれるんですけど、
やっぱりポケモンですから、
表情がないやつだとか、
反応が鈍いものもいまして・・・。

岩田
たとえばカビゴンのように、
いつも寝てるポケモンの場合は
どうするんですか?

増田
そんな時は、こんなふうに一生懸命・・・
(タッチペンで画面をたたくしぐさをして)
起こしたりします(笑)。

岩田
(笑)

増田
ポケモンはそれぞれの特徴や性質がありますので、
今回はそのあたりの表現をたくさん入れまして・・・。

岩田
えっ、それぞれのポケモンに合わせて
全部をつくったんですか?

増田
はい。全ポケモンに対して、
それぞれ反応が異なるようにつくりました。

岩田
いやー、驚きました(笑)。

増田
あははは(笑)。

岩田
でも、やっぱり
自分のお気に入りのポケモンだけが、
ちゃんとつくり込まれてなかったら
悲しいですからね。

増田
そうなんです。
それに、自分が好きなポケモンに対しては、
「こういうものだ」という想いが
それぞれのお客さんのなかにあるじゃないですか。
ですから、そのような気持ちに応えられるように
なるべく合わせたりしてつくりました。

ポケパルレは個々のポケモンごとに反応を全て作ったそうです。
かなりの作りこまれようですね。ポケパルレにいかに力を入れているかをうかがい知ることができます。

引用元:http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/ekjj/vol1/index.html